白内障とは
眼球の前の方に直径9mm、厚み4mmほどの透明なレンズ(水晶体)が入っています。
若い頃は透明なのですが、加齢とともに白く、黄色く濁ってきます。この状態が白内障です。
もともと水晶体は人間が生まれた時は透明で、柔らかく、ちょうどグミのような弾力性に富んだものなのですが、加齢と共に茶色く、硬くなっていきます。
最も進行すると成熟白内障と言われ、まるで石の様にカチカチになり、手術の時超音波で溶かすのにとても時間がかかったり場合によっては溶かすことが出来ない場合もあります。
白内障の進行程度は、おおよそ色で判定しています。下の図をご覧ください。
水晶体の色 | 進行程度 |
---|---|
白 | グレード1 |
黄色がかった白 | グレード2 |
黄色 | グレード3 |
黄色がかった茶色 | グレード4 |
茶色or黒 | グレード5 |
グレード5は成熟白内障とよばれ、最も硬く、手術で溶かすのが大変になります。