院長ブログ
今日は30分ほど時間が空いたので、過去10年間の患者数、売上の変化率を調べてみた。
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患者の増加率(前年比)
2015年 34%
2016年 8%
2017年 4%
2018年 20%
2019年 11%
2020年 1%
2021年 9%
2022年 1%
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クリニック売上高の増加率(前年比)
2015年 17%
2016年 -3%
2017年 4%
2018年 14%
2019年 12%
2020年 5%
2021年 9%
2022年 8%
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患者数に関して、すべての年度で患者数が増加していた。
コロナ下においても患者数が増え続けていることはとても誇らしいことだ。
クリニックの防疫を万全にして、従業員を守りながら休まずうまく運営し続けることができた結果だ。
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売上に関して2016年にマイナスを記録した以外はすべての年で増収となった。
2016年は開業2年目であり、1年目のほぼ全員初診だった(高い初診料の)反動で下がったと思われる。
直近でも2022年で8%の増収になっているのはすごいことだ。
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一般的にクリニックは5年で頭打ちになると言われているが、幸い当院は10年経ってもなお成長し続けている。
再来してくれる患者さんと優秀なスタッフに感謝しつつ、来年も飛躍していこう。
今年は岐南眼科のシステムを大幅に改修した。
<今年行ったもの>
岐南眼科インターネット予約システム導入
paypay支払いの導入
第1診察室にmac miniと4Kディスプレイを導入
第2診察室にmac miniと4Kディスプレイを導入
白内障手術システムを刷新、新しい器械を導入
医薬品共同購入システムの導入、eオーダー導入
macbook air m1導入
12.9 inch ipad pro wifi +cellular導入
ipad 2台導入
眼内レンズシミューションソフト、EyesArc を導入
受付用パソコン3台Dell 導入
最新の院内ルーター導入
眼内レンズを最新式6式で同時計算するシステムを導入
消耗品をカードで管理するシステムを導入
<今後数ヶ月で行う予定>
ORCAのクラウド化
eオーダーの本格導入
広角眼底カメラ導入
web上で労務管理するシステムを導入
優秀な参謀と顧問契約
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冷静に振り返っても,相当岐南眼科に手を加えた1年だった。
トレンドとしてはクラウド化。
データをWEBで管理していくこと。
WEB上の最新情報をアップデートしながら活用していくこと。
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クリニックはともすればあっという間に時代に取り残されていく。
常にアンテナを張って、最新の医療を提供できるよう、努力し続けるしかない。
先日タイヤ交換のために外資系ディーラーへ行った。
タイヤ交換の待ち時間、iPadで雑誌でも読んで待ってようとしていたら、担当のTさんがやってきた。
「最近困ってるんですよ〜。車売りづらくて」
話の内容はこうだ。
電気自動車の下取り価格が悪すぎる。
1400万円のフラッグシップ電気自動車がたった2年で買い取り価格400万しかつかない。
電気自動車を買ったお客さんがみんな怒っている。
数年後文句を言われるのが眼に見えているのに電気自動車を売れない。
でも日本に何百台も輸入されちゃってるから今ある国内在庫を売らざるを得ない。
電気自動車はカタログ走行距離より大幅に実際は短い。
しかも高速道路の急速充電は30分制限。100kmぐらいしか航続距離が伸びない。
要するに遠出できない車。
そこにトヨタが2027年全固体電池を量産化する目処がついたと発表。
10分の充電で1000km走れる夢の電池。
これが本当に普及したら、今走っている電気自動車は陳腐化し、すべて価値が0になる。
3-4年後のことを考えると恐ろしい。
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なるほど全固体電池発表のインパクトはこれほど凄いことなのね。
今我々がすべき選択肢はおそらく以下の通りだろう。
・電気自動車はここ3-4年買わないこと。
・今電気自動車を乗っていたら早急に売ってガソリン車かディーゼル車を買うこと。
今朝もニュースで中国の至る所で電気自動車が広場に大量に捨てられているって話を見た。
電気自動車を買っても全くエコではない。
むしろガソリン車を長く大事に乗ったほうがよほど環境負荷が少ないだろう。
最高の暗記法について米国内科医安川康介先生のyoutube動画がとても良かったので紹介する。
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科学的に証明された効率的な勉強法は、「アクティブリコール」
アクティブリコールとは勉強したことを能動的に思い出す行為。
思い出す行為こそが記憶を定着させる効果的な方法。
アクティブリコールの簡単な方法、、、覚えた内容を見ないで白い紙に書き出す。書きながら声を出す。
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続いて大切なことは「間隔反復」
アクティブリコールを数日から1週間程度開けて繰り返すと更に記憶が定着する。
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思い出す行為はとても脳に負荷がかかる行為だ。
しかしそれこそが学習法だという安川先生の論文を交えての説明は説得力がある。
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そういえば私の子供は夜、塾で毎回のようにテストをさせられている。
テストに慣れさせるのが目的ではないし、習熟度を確かめるのが目的でもないのだろう。
きっと白い紙に記憶したことを書かせる行為でアクティブリコールを強制的にさせ、
テスト中に記憶を定着させることが目的なんだな!
塾のシステム、賢い!
最近pasteというアプリを購入した。
これはコピペアプリ。
コピーした内容をたくさん保存するソフトだ。
これを利用して紹介状の定形文を作成するのだ。
ショートカットキーを割り当て、デスクトップの下方にタイル状に文章を表示させる。
それをfilemaker proの紹介状作成ソフトへドラッグ&ドロップすれば良い。
サブスクリプションで年間4500円なのでちょっと高い。
1年使ってみて今後続けるか判断する。
経営者に最も必要な能力は、、、「決断力」だ。間違いなく。
できる限り速く決めていくのだ。
決めていかないと経営が回っていかない。
優柔不断な人間は経営者になれない。
ここ数日でどれだけたくさんの決断をしたことか、、、。
私が愛用している、ノートPC、macbook airにwraplus社のブラック光沢レザーを貼った。
めちゃくちゃ高級感が出たな。
これで仕事のテンションが上がる気がする。
ちなみに下のスリーブは国立商店のブライドルレザー。
macbookairを持ち運ぶときは中に入れ、デスクに乗せるときはパソコンが傷つかないように下に敷くわけだ。
リィツメディカルの提案で、"院内在庫見える化システム"を当院で採用しました。
これは、商品のパッケージを開封したら、商品に貼ってあるカードを"発注前"の箱に入れます。
商品を発注したら"発注中"の箱に移動します。
商品が到着したら箱のカードを商品に貼り付けます。
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これにより常に決められた在庫数を確保することができ、在庫管理が容易にできるようになります。
リィツメディカルさん、良いシステムの提案をありがとうございました。
流行り目、、正式名称、流行性角結膜炎が岐南町、岐阜市で大流行している!! 眼が赤くて、メヤニが多い人は感染を広げる前にすぐに眼科受診を!
ちょうど15年前に読んだ、エリヤフ・ゴールドラットの著作、The Goal。
その本でテーマとして描かれていたのはボトルネックという本質的な考え方だ。
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液体で満たされた一升瓶を思い浮かべる。
逆さまにして液体を空にする。
空になる時間は最もくびれたところの断面積に依存する。これがボトルネック。
ある工程の処理スピードがすべての工程のスピードを規定している、その工程をボトルネックという。
眼科クリニックの診療において、無数にボトルネックは存在する。
患者さんの待ち時間という観点から考えた場合、ボトルネックは視力検査、散瞳、診察、会計などがボトルネックになる。
これらのボトルネックに集中してリソースを投入することが患者さんの総待ち時間を減らすことになる。
この例で考えると、
視能訓練士を増やす
散瞳しなくても良い広角眼底カメラを導入する
医師を増やす
会計システムを自動化する
などが思いつく。
眼科手術においてもボトルネックは無数に存在する。
・ルート確保をあらかじめしておく
・手術ベッドをまず倒すこと
・術直後の眼帯を廃止
・眼内レンズを早めに術野に出すこと、、、
常にボトルネックが何かを考え続けること。
これこそが日々の業務改善にとって大切。
従業員みんなに考えてもらいたいことだ。