院長ブログ
昨日は新型コロナウイルスのワクチン接種運営訓練に参加してきました。
岐南町公民館で行われ、実際の集団接種の模擬訓練をすることで生じた問題点を開業医の先生方、松波総合病院の先生と議論しました。
羽島郡医師会と岐南町、笠松町の自治体が密に連携して、休診時間を使って開業医が協力してワクチン接種を行っていく予定です。
訓練では1人の接種までの時間が5分程度かかりました。2列で行うと5分で2人、1時間で24人です。岐南町の人口が25000人程度ですので、1000時間もかかってしまう計算です。
現状想定されている方法では短期間にワクチンを行き渡らせることができないので、もっと効率的な方法を考えなければならないと感じました。
1日も早く自治体全員にワクチンを接種できるよう知恵を出し合いがんばります。
地域住民を守ることは我々開業医の責務であり、少しでも役に立つことができれば光栄です。
>>記事詳細当院院長は名古屋大学医局に在籍していたため、名古屋の様々な病院、眼科医との太いパイプがあります。
したがって、様々な患者さんが当院へ来院されますが、当院で治療できない症例は岐阜に限らず愛知県の様々な一流の眼科専門分野の先生に紹介させていただきます。
名古屋医療センター、名古屋大学附属病院、あいち小児保健医療総合センター、眼科杉田病院、眼科三宅病院、一宮の高橋眼科、松浦眼科など。
>>記事詳細谷戸先生が開発した低侵襲緑内障手術(MIGS)の道具、トラベクロトミーマイクロフックを導入しました。
ごく短時間での線維柱帯切開術が可能となります。
初期から中期の緑内障患者さんに対し適応があります。
特に白内障手術との同時手術が効果的と考えています。
今後低侵襲緑内障手術が緑内障手術において重要な位置を占めるようになってくるのではと推測しています。
>>記事詳細ロバートグラスパーは、ジャズを基調としながら多岐のジャンルにわたる音楽を制作しています。 彼の初期アルバムmoodは、60年代のジャズを現代に再解釈しており面白い。 ドラムのダミオンリードのlil' tipsyという曲での不均一なシンバルの叩き方はしびれます。 >>記事詳細
東洋経済から出版された「7つの階級」を読みました。これはイギリスの大規模調査からイギリスにおける現代の新しい階級を定義し、分析した本でした。
階級の固定化について何度も言及されており、資本主義社会の欠点が炙り出されていました。
誰でも平等にチャンスが無い事を著者は問題視しており、日本においても同様の事が言えると感じました。
>>記事詳細総合医学社から発売されている眼疾患アトラスシリーズを買いました。
診断のポイント、決め手となる所見などが表で各疾患毎にまとめられていて、良書です。
私が名古屋大学眼科に入局した時医局長だった近藤峰生先生が序文を書かれていました。
立派な先生に直接教わることができたことを幸せに思います。
>>記事詳細先日松波総合病院眼科の人手不足のアナウンスが有り、本日岐阜市民病院でも人手不足で紹介受け入れは当面不可との連絡がありました。
現在の岐阜の眼科医療は危機的であると考えています。
岐阜で高次眼科医療の受け入れができる病院は当院周辺では岐阜県総合医療センター、朝日大学病院、岐阜赤十字病院だけです。
岐阜大学眼科の新教授が決まって体制が整うまでは混乱が続くのでしょうか?
岐阜大学の新教授は網膜硝子体が専門とのことで、緑内障が有名な岐阜大学は今後どうなっていくのでしょうか?
>>記事詳細今年は昨年に比べて明らかに花粉が多いです。今日は私もテニスをしてから眼がかゆいので点眼しました。
当院では花粉症の症状に応じて段階的に強い薬を用意しています。
トラニラスト<ゼペリン<アレジオンLX<オドメール0.1<パピロックミニ,タリムス,リンデロン<デカドロン注射
コンタクトレンズも花粉症を悪化させるのでかゆいときは眼鏡がおすすめです。
>>記事詳細4月1日から消費税の総額表示が義務化されます。
クリニックでも花粉用メガネ等、自費の商品を色々と扱っていますので、表示方法を再確認します。
私自身海外の旅行予約サイトで税抜表示に惑わされたことがあったので、この社会の流れは良いと思います。
>>記事詳細開業して特に感じているのは一般的な来院患者さんの中に、時として"とんでもない重症患者さん"が紛れ込んでいることです。
ここたった1ヶ月で経験したのは眼がおかしいとの主訴で脳幹梗塞だった例、受け答えが遅い人で低血糖発作でそのまま緊急入院になった例、認知症の方で眼内炎で即眼球摘出になった例、などです。いずれも診断を誤り自宅に帰すと命の危険がありました。
昔内科診断学で教わった、医師が覚えねばならない疾患とは、「よく遭遇する疾患」、そして「あまり遭遇しないが命の危険(失明の危険)がある疾患」です。最前線のクリニックで働く上でこの両方を常に念頭にいれて診察に当たらねばならないと思っています。
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