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ベイズ統計学と人間ドック、緑内障について

院長ブログ

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ベイズ統計学と人間ドック、緑内障について

  • 2020.01.20

    私はある検診施設の読影を依頼されており、年間数千人の眼底写真を読影しておりますが、視神経乳頭陥凹、視神経線維層欠損は緑内障の特徴として特に注意をして観察しています。

    緑内障の有病率が検診者の5%、緑内障の人が精密検査になる確率を95%、緑内障でない人が精密検査になる確率を15%と仮定します。するとベイズ推定で「精密検査になった人の中で実際緑内障だった人」の確率は25%と計算できました。以下計算です。

     P=0.05×0.95×100/(0.05×0.95+0.95×0.15)

    緑内障である確率が検診を受けなければ5%で、検診を受けたら25%に上昇したととらえることもできますが、75%は正常とだったいうことであり、思った以上に確率が低く衝撃的でした。

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