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正しい医学知識を得る方法

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正しい医学知識を得る方法

  • 2020.10.21

    ちまたではいろいろな医学知識で溢れています。一体何を信じたら良いのでしょうか?

    <良い情報源>

    医学書・・眼科であれば、信頼できる出版社は文光堂、エルゼビア、中山書店、南江堂 ぐらいでしょうか。

    論文・・インパクトファクターの高い医学雑誌  New England Journal of Medicine、the LANCET、Nature MedicineなどをPubMedで読む https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

    MSDマニュアル・・なぜかただで見ることができる内科の教科書。家庭版もある。昔はメルクマニュアルとして医学生の間で知られていた。https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル

    ガイドライン・・緑内障ガイドライン、ドライアイガイドラインなど疾患に応じてガイドラインが整備されている場合がある。それなりの眼科医はガイドラインに沿って診断治療を進めていくことになっている。ガイドラインはエビデンスレベルの高い標準的治療を集めており、信頼性は高い。

    https://minds.jcqhc.or.jp

    医療ポータルサイト・・各県ごとに、各医療機関の人員配置、来院人数、手術件数が記載されている。外来患者の多い医療機関、手術件数が多い医療機関はある程度医療水準と正の相関があると予想される。

    https://www3.pref.gifu.lg.jp/pref/s11229/teikyo/

    主要学会のホームページ・・眼科だと日本眼科学会、日本眼科医会の一般向け疾患紹介ページなどは信頼できる。

    https://www.gankaikai.or.jp/health/

    添付文書・・薬を調べるときは必ず読む。これが薬の取扱説明書であり、薬である根拠。医者や薬剤師が読むだけでなく、一般の患者さんでもアクセスできる。自分が飲んでいる薬は自分で調べるべき。

    https://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html

    <悪い情報源>

    テレビ・・例えばためしてガッテンなどはいい加減な内容が多い。実験をしているようで母集団が少なすぎるし、エビデンスレベルが無いに等しい。見るだけ時間の無駄。

    週刊誌・・医学知識として得られる情報に嘘が多い。娯楽として眺める程度。

    個人が書いた本・・仮に医者が書いていても個人的感想であることが多い。ただし本の最後に参考文献を列挙している本はそれなりに信頼できる。

    インターネットの情報・・大体の情報は2次、3次情報で、情報源がわからないことが多い。情報源がわからない情報を信じてはいけない。

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