今日は7人の白内障手術で、内2人がIFIS(intraoperative floppy iris syndrome)でした。IFISとは前立腺肥大の治療薬内服中の方に生じる疾患で、手術中に虹彩がうねるように動き、手術がやりにくくなります。
通常のIFISであればヒーロンVを使用するぐらいで手術可能なのですが、今回はかなり重症のIFISだったため、虹彩リトラクターを使用しました。虹彩を4箇所で引っ張り虹彩を強制的に拡張固定する器具です。
虹彩リトラクターまで必要になる症例は年1人ぐらいです。虹彩リトラクターは持針器と縫合鑷子で扱うのがポイントです。
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