日本眼科医会が発行している定期購読誌「日本の眼科」4月号の巻頭言に常任理事駒井先生が執筆されておりました。
以下引用
"某眼鏡店のTVCMで「トータルプレミアム検査」等の名称で、視野計の使用、眼位検査、色覚検査、アムスラーチャートによる精密視野検査などを有償で非医師により行うことが判明しました。"
"全国展開する安売りメガネチェーン店がワンデーCL販売をはじめました。CLを自動販売機で販売開始したようです"
"眼疾患の診断ができるかのような紛らわしさもあり、眼科受診が遅れる懸念があります"
さて、眼鏡店には国家資格を持った臨床検査技師、視能訓練士や医師が通常在籍していません。その中でいわばなんの国家資格もない素人が色覚検査や視野検査などを行ってお客さんに「大丈夫です」「異常があります」などと診断をするのは許される行為ではないと私も思います。
また高度医療管理機器であるコンタクトレンズを自動販売機で気軽に買えるにようにするという動きはコンタクトレンズによる感染症、過矯正、角膜の傷、酸素不足など様々なコンタクトレンズによる疾患を見逃すことになり、最悪失明につながる危険な流れです。
素人による医療行為のまねごとや診察を受けないで買える無人コンタクトレンズ自動販売機など、お気軽なメガネ処方、コンタクトレンズ処方は危険な行為であると強く感じます。
https://www.meganesuper.co.jp/healthy-megane-guide/experience/
https://jins-co.recruitment.jp/career/crosstalk/talk02
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