今日は岐南町立東小学校の就学時検診でした。
130人ほどのかわいい年長さん達を診察しました。
就学時検診は体育館で行われ、眼科の左隣が耳鼻科、右隣が歯科、他の場所で視力、聴力、内科検診でした。
眼科の診察に比べ歯科検診や聴力、視力検査に時間がかかっていました。
診察、手術、工場の生産ライン、などいろいろな社会活動において時間が最もかかり、かつその工程を必ず通過しないといけないポイントをボトルネックと言います。
ボトルネックのスピードがすべての工程のスピードを決めます。
したがってボトルネックにリソースを集中させてボトルネックを潰す事が全体の効率化に繋がります。
もっとも時間がかかる検査に教員をたくさん配置したり、検査場所を動線の中心にしたり、その検査のみ開始時間を早くしたりすべきなのでしょう。
というわけで、どうしたら全体の就学時検診を効率的に運用できるだろうかと検診中考えていました。
ちなみに当院の眼科手術は2.5時間で10件ほど行っていますが、15分間で着替え、入室、洗眼、手術、退出まで行うにはかなり工程が洗練されていなければできません。
そのためまず手術に時間がかかりそうな人は順番を最後の方にし、手術患者各々の待ち時間の総和を減らすようにしています。
また術中血圧が180mmHgを超えた場合降圧剤を点滴しますが、手術中にルート確保することがボトルネックになります。
手術の前日に血圧を測定し、高い人は予め手術室に入る前にルート確保することでこのボトルネックを潰しています。
ボトルネックについて解説した本はエリヤフ・ゴールドラットの「the goal」を参照にしてください。
コメントする