Age-related eye disease study (AREDS)ではビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛、銅のサプリメントにてAMDの進行が抑制されることが示された。
その後AREDS2ではルテイン、ゼアキサンチン、DHA/EPA追加の有用性が5年にわたり検討された。
その結果DHA/EPA追加に有用性が無いこと、ルテイン、ゼアキサンチン追加でAMD進行リスクが10%低下すること、βカロチンを除くと更に進行リスクが低下すること(18%低下)が示された。
また、喫煙者はβカロチンが肺がんリスクを2倍に上昇させた。
以上より、AREDS2の推奨サプリメントは以下の組み合わせとなった。
「ビタミンC500mg+ビタミンE400IU+ルテイン10mg+ゼアキサンチン2mg+酸化亜鉛80mg+酸化銅2mg」
2021年のARVOにてAREDS2の10年目の追跡結果を発表。ルテイン、ゼアキサンチン追加投与例はAMD進行リスクが9%低下していた。βカロチンをルテイン、ゼアキサンチンに置き換えると進行リスクは19%低下した。
結論 AREDS2サプリメントは10年内服しても継続的に有用である。
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