最適な来院間隔は疾患の種類および程度によって様々です。
不必要に来院させるのは医療費の無駄。逆に来院させないのは合併症を見逃す恐れがあり無責任。
それぞれの疾患には緊急性やスピードの違いがあるため、的確なフォローアップ間隔を見極めることが眼科医の責任。
私の基準をざっと以下に列挙します。
<毎日>
・急性緑内障発作
・眼内炎
・重度角膜感染症
・白内障術直後
・硝子体手術直後
<2-3日後>
・活動期の流行性角結膜炎
・眼圧コントロール不良の緑内障
<1週間後>
・縫合後抜糸のタイミング
・眼脂培養、病理の結果判明時期
・沈静化しつつある角膜感染症
・眼瞼ヘルペス
・網膜裂孔のレーザー後
・糖尿病網膜症のレーザーの間隔
<2週間後>
・増殖糖尿病網膜症のフォロー
・活動期ぶどう膜炎
<1ヶ月後>
・睫毛乱生
・緑内障点眼を変更した直後
・滲出型加齢黄斑変性の定期検査
<2-3ヶ月後>
・コンタクトレンズの定期検査
・白内障定期検査
・緑内障定期検査
・単純糖尿病網膜症の定期検査
・鎮静期ぶどう膜炎
<6ヶ月後>
・網膜症が発症していない糖尿病患者
<1年後>
・白内障手術後1年以上経過した患者
・前視野緑内障
・弱視治療用メガネの交換
・学童期における近視用メガネの交換
(注)上記のフォローアップ期間はあくまで私の基準であり、各患者さんごとに変わります。また各医師それぞれにおいて基準は異なります。あくまで目安としてください。
コメントする