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temporal raphe signを用いた緑内障早期診断

院長ブログ

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temporal raphe signを用いた緑内障早期診断

  • 2021.12.27

    最近"temporal raphe sign"を用いた緑内障診断についての論文が多数発表されています。

    OCTのmacular ganglion cell -inner plexiform layer の厚みをmapで測定して、黄斑耳側の上下非対称性変化が現れたらtemporal raphe sign陽性です。

    Jinho Leeらは temporal raphe sign を用いることで感度91.0%、特異度71.2%でGONとNGONとを診断できたと報告しています。(AAO,2018)

    下の2枚の画像は本日たまたま来院された緑内障患者さんのOCTです。

    当院のNIDEK Retina scan DUO2 で、デフォルトの網膜map(ILM-RPE/BM)がこちらです。

    この状態では緑内障かどうかわかりません。

    IMG_4030 2.jpeg

    これをGCL-IPLの厚みに変更したのが下の画像です。

    IMG_4031.jpeg

    GCL-IPLに変更することで、temporal raphe sign が出現しました。

    temporal raphe sign は緑内障の極初期の診断に有用かと実感しました。今後活用します。

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