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硝子体注射後の眼内炎

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硝子体注射後の眼内炎

  • 2022.01.28

    昨日他施設でアイリーアの硝子体注射後3日目に眼が見えなくなったと来院された患者さんを診察した。

    前房蓄膿、デスメ膜皺壁、前房細胞多数、角膜浮腫、結膜充血。ひと目で硝子体注射後の細菌性眼内炎だ。

    細菌性眼内炎は発生率1/3000程度ととても低い。が発症すると1時間毎に網膜が壊死していき、一晩で失明に至ることもしばしば。特に緑膿菌が怖い。

    即座に総合病院へ紹介、同日緊急入院、緊急硝子体手術となった。

    硝子体注射は現在沢山の人に行われているが、だからこそ感染対策を万全にしなければならない。

    3日前からの抗生剤点眼、同日洗顔、洗髪禁止、ドレーピング、テガダームを省略しない、イソジン消毒、PAヨード洗眼、マスク、キャップの着用など基本を徹底する。

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