先日I先生と一緒に飲みながらラーメン屋の話をしていた。
I先生:「俺、ラーメン屋の行列に1時間並ぶなんてありえん。価格を 1杯1000円から3000円にしてくれたら並ばなくてすむのに」
私:「う〜ん、確かに並ばなくてよくなるかも、でもお店は3000円だと逆に儲からなくなっちゃうんじゃないかな」
さて、この話題はマーケティングにおける価格決定戦略の問題だ。
ちょうど手元にコトラーのマーケティング・マネージメント という本があったので引用する。
以下の図は価格を上げるとどれだけ需要が下がるかという直線を表したもの。
非弾力的需要は価格を上げても需要がほとんど落ちない商品。
対して弾力的需要は価格を上げると一気に需要が落ちる商品。
つづいて非弾力的需要になるための要素を示す。
おそらくラーメンは品質・格式・高級感がより高いと一般的には思われていないため「弾力的需要」のグラフになるはずだ。
だからお店側としては価格を上げることで想定以上の客が離反する、その結果売上は大きく落ち込むと見込む。
結果として価格は上げれず、ラーメン屋は行列が解消できないのだろう。
I先生、そのうち行列がなくて美味しいラーメン食べに行きましょう。
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