日経新聞傘下フィナンシャル・タイムズ紙の今日の記事が面白かった。
抜粋する。
「米名門大、多様性で二枚舌」
・6月末、米最高裁がアファーマティブ・アクション(黒人やヒスパニックを優遇して入学させる措置)を違憲と判断。
・アイビーリーグ8校の学長は遺憾の意を示した。
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・ハーバード大の入学者の43%は以下の4つの推薦枠。
1.スポーツ推薦。ラクロス、セイリング、ポロといった富裕層じゃないとできないスポーツを多数含む。
2.レガシー推薦。卒業生の子供を優遇する措置。
3.学長推薦。高額寄附者を優遇する措置。
4.教職員の子弟推薦。
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つまり、是正措置の大半の受益者は白人エリートであり、アファーマティブ・アクションは黒人達も優遇しているようにうわべだけよく見せているだけの制度なのだ。
学長たちが遺憾に思っているのは、白人エリートを優遇する施策が今後目立ってしまうことを遺憾に思っているのだ。
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最後に米国メディアはアイビーリーグ出身がほとんどであり、中立な報道ができるのかについても警鐘を鳴らしていた。
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翻って、日本はどうだろう。
推薦枠!僕の嫌いな言葉。
令和5年の岐阜大学医学部医学科の定員、前期日程55人。後期日程なし。学校推薦型選抜55人。(地域枠推薦28人を含む)だって。
前期試験免除でセンター試験の足切りと内申、面接、小論文で半数が医学部入っちゃうんだね。
推薦枠を利用する理由、、、それは端的に言って筆記試験である前期試験を受ける自信がないのだろう。
ちゃんと前期試験を正々堂々と受けて実力で入れよ。って僕は思う。
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