第8回近視研究会学術集会にwebで参加した。
心に残った内容を列挙する。
・2020年の近視有病率は6歳19.4%,12歳72.1%。
・8歳ごろから女子の有病率が男子を上回っている。
・近視発症は若年化傾向。
・2020年までに近視に関係する遺伝子異常は438個見つかっている。
・最強度近視や病的近視は世代よらず頻度は安定。近視の遺伝的リスクスコアはむしろ低い。
→通常の近視リスクとは別のトリガーや稀な遺伝子が関与しているのではないか。
・CCDC102B遺伝子異常は病的近視のリスク増大。
・近視進行のピークは男女とも8歳からの5年間。
・20代後半に近視進行は臨床的に停止。
<近視危険因子>
オッズ比が高い順に並べてみる。
東アジア人(vs白人) OR=11.0
両親のいずれかが近視 OR=2.7
読書距離30cm未満 OR=2.5
読書30分以上 OR=1.5
女性 OR=1.4
親が大学卒業以上 OR=1.3
野外活動 数時間 OR=0.97
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