昨日は羽島郡学校保険研究大会に出席した。
10年間岐南中学校、西小学校、東小学校、北小学校の学校医を勤めたという功績で表彰を受けた。
その後、岐阜大学教育学部教授の春日先生による講演を聞いた。
先生の話された内容を列挙。
・ソフトボール投げの結果が1985年をピークにほぼ一貫して下がり続けている。(男子25m→20m)
・肥満率がここ後年で急速に高まっている(男子H29年10%→R4年14.5%)
・もともと悪化傾向だったのがコロナで加速された
・昭和60年25000歩/dayだった運動量が今や10000歩/day(子供は歩幅が狭いのでこれでは運動不足)
・1日60分x7=420分/週運動することが目標
・運動することで強く優しい心、社会適応力、空間認知能力という運動能力以外の機能を伸ばす
・体力が上位の生徒は成績も上位
・今の子供は疲れていない。へとへとになるまで遊ばせて、夜寝させる
・継続して、友達と群れながら楽しい運動をし続けることが大切
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先生の講演はエキサイティングで大変勉強になった。
「小さなけがや擦り傷は大人になったときの怪我の予防薬」
なんておっしゃられていたが、私も同感で、
小さい頃に怪我の加減を経験しておくことは確かに大切だ。
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「体力が上位の生徒は成績も上位」
この事実は様々な研究から顕著だ。
ただこれはあくまで相関関係。
運動をすると賢くなるわけではない。
賢いから勉強が短時間で終わって残りの時間を運動に使えるだけかもしれない。
親が教育熱心のため、勉強も運動も積極的にさせているのかもしれない。
相関関係と因果関係はしっかりと区別する必要がある。
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