眼科クリニックを経営していると、常に考えなければならない問題。
それは何に資金を投入するかということだ。
以下の2つを優先的に投資すべきだろう。
1.直接的に投資額が回収できるもの
2.間接的に投資額が回収できるもの
1の直接的に投資額が回収できるものはわかりやすい。
例えば昨年SLT というレーザーを購入した。
数百万円の高額なレーザーだが、幸いなことに保険請求額が96600円と高いため、2-3年でpayできるとわかる。
だから導入することにとても前向きになれる。
問題は2の"間接的に投資額が回収できるもの"にどれだけ資金を投入するかということだ。
数字として見えないから導入しづらいのだ。
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4か月前にOptosという広角眼底カメラを購入した。
1000万円を超える高額な医療機器だ。
このOptosを購入しても通常の眼底カメラと保険請求額が同じなので、クリニックの利益が増えない。
しかし導入してとても良かったと満足している。
それは診断の精度が格段に上昇したからだ。
そして散瞳しなくても眼底が見えるので患者さんの待ち時間が減り、患者満足度が上昇した。
間接的に利益に貢献することになった。
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何が収入源かを明確にする必要がある。
当院は白内障手術を主な柱として営業している。
だから白内障関連機器を今後も集中して投資していく。
色んな疾患の機械に目移りしがちだが、ブレない。
白内障の検査機器、治療機器、眼内レンズに集中する。
クリニックの運転資金は決まっている。
どのように配分していくか、医療機器の減価償却期間、耐久期間、モデルチェンジの時期など
さまざまな要素を俯瞰的に見ながら決めていく。
まあ、これまでのように完璧な白内障手術をしていけばずっと経営は安泰だろう。
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