水曜日の夜診察終了後、翌週の白内障手術に使用する眼内レンズを決定しています。
患者さんが今後何十年使うであろう眼内レンズですから、その人に最も適したものを選ばなければなりません。
選ぶためのパラメーターは多数です。
・片眼の手術か、両眼の手術か ・どのようなライフスタイルを今まで送っていて、どの距離にピントを合わせたいのか ・乱視矯正眼内レンズの適応はあるか ・Bent切開がいいのか、耳側切開がいいのか ・多焦点眼内レンズの適応はあるか ・光眼軸長測定の信頼値は十分大きいか ・ケラト値が平均値と比べ大きいか、小さいか ・眼軸長が平均値と比べ大きいか、小さいか ・黄斑疾患、角膜疾患などの他の病気はないか
それらをすべて勘案し、各種レンズごとの予測屈折誤差を割り出して最終的にレンズを決定するのです。
一人ひとりの患者さんに対してこのプロセスを行うのは非常に大変ですが、絶対に人に任せることができない大切な作業だと考え、毎週行っています。
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