猫ひっかき病というなんとも変な名前の病気があります。
10年ほど前、私が静岡済生会病院に勤務していた頃、原因不明の視力低下を主訴に来院し、黄斑浮腫、視神経乳頭浮腫、視神経乳頭周囲肉芽腫、網膜血管蛇行という多彩な眼底所見を呈し、恩師の助言で採血を行い、バルトネラ菌の抗体価上昇で確定診断に至った症例でした。
その恩師からまた猫ひっかき病らしい患者さんが来たから当時の資料を送ってほしいと連絡があり、恩師と一生懸命治療にあたった時を思い出し、素晴らしい恩師に巡り会えたことを改めて感謝しました。
院長ブログ
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