先日新聞で抗菌薬セファゾリン(先発品 セファメジンα)の供給停止により多くの日本の医療機関で適切な感染症治療ができなくなったことを取り上げていました。
眼科分野でも最近同様の薬剤供給停止事例を経験しました。いかに日本の薬剤供給網が脆弱であるかということを実感するとともに、例えば有事(戦争など)では真っ先に薬剤不足による多数の死者が出るのではと懸念しております。
日本感染症学会などが8月30日に安定供給のための提言書を政府に提出しましたが、極力key drug、重要な医療品は国内生産できるようにしなければならないし、国や自治体、薬の卸業者が十分量の備蓄するよう義務付けなければならないのではと感じました。また個々のクリニックでもできるだけ備蓄する必要があるとひしひしと感じております。
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