熊澤良尊先生は、日本最高峰の将棋駒師なのですが、本日お会いすることができました。
午前中眼科手術を10件執刀した後、岐阜から京都府木津川まで車で2時間半運転しました。途中山道になり、対向車とすれ違えない細い道になったりと、先生の工房にたどり着けるのか不安になりましたが、約束の時間に到着しました。
先生は外まで出迎えてくださり、最初に先生の作品を1階で見学させてもらったのち、2階でコーヒーを頂きながら、先生の駒師になるまでの話、どんなことを考えて日々作品を作られているか、水無瀬という字体の研究、字体の作成などとても興味深い話を聞かせて頂きました。
柘植の木を手に入れるために様々な努力をし、探し回って、京都の柘植のくし屋さんに頼みこんで手に入れた話、「チャンスは掴み取るんだ」という熱弁は心に響きました。
とても温厚で、知的で、情熱的な熊澤先生、本当にありがとうございました。先生のようにかっこよく歳を重ねたいです。
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