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院長ブログ
"下人は、頸をちぢめながら、山吹の汗袗を重ねた、紺の襖の肩を高くして門のまわりを見渡した。〜〜〜それから、何分かの後である。羅生門の楼上へ出る、幅の広い梯子の中段に、一人の男が、、猫のように身をちぢめて、息を殺しながら、上の容子を窺っていた。"
(羅生門からの引用)
今までずっと一人称小説として書かれていたのに、いきなり視点人物が第三者に変わるんです。まるで映画を見ているような気分です。
カメラがすっとズームアウトしていく感覚、やっぱり芥川龍之介は天才です。
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