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「朝三暮四」の猿は賢いと思う件

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「朝三暮四」の猿は賢いと思う件

  • 2021.05.28

    「朝三暮四」・・・

    宋の国に猿飼いと呼ばれる人がいた。猿をかわいがって飼っていて、猿は群れをなしていた。猿飼いには猿の気持ちがわかり、猿も猿飼いの心が理解できた。

    猿飼いは家族の食べ物を減らしても猿に食べさせてはその食欲を満たしてやっていたが、急に貧乏になってしまった。

    そこで猿の食糧を制限しようと思い立った。が、一方でおおぜいの猿たちが自分になつかなくなってしまうのではないかと心配し、まず猿たちを言葉巧みに騙そうとしてこう言った。「きみたちにやる栃の実はこれから朝3粒、夕方4粒としよう。良いかね?」すると、猿たちはみな立ち上がって怒り出した。そこで猿飼いは急に言い換えて言った。

    「ではきみたちにやる栃の実は、朝4粒、夕方3粒としよう。良いかね?」猿たちはみなひれ伏して喜んだ。〜〜〜〜

    「朝三暮四」とはまぬけな猿を例に目先の違いばかりにこだわって結果が同じになることに気がつかないことを指します。

    しかし最近僕が経済学の本を読んでいて、猿は実はまぬけではなく、賢いのではと感じました。

    例えば100万円で年利率が1%の場合、今の100万円と同じ価値は1年後の101万円となります。だから将来の100万円より今の100万円のほうが価値が高いです。これを「割引現在価値」と言います。したがって朝たくさん栃の実をもらえたほうが価値が高いのです。

    結論、、、猿は賢い。

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