外来後発医薬品使用体制加算についてしっかりと考察している記事がネット上にまるで存在しないので、私が考察してみた。
外来後発医薬品使用体制加算・・院内処方の診療所において
後発品置換率≧85%かつcut off 値≧50%・・使用体制加算1(5点)
後発品置換率≧75%かつcut off 値≧50%・・使用体制加算2(4点)
後発品置換率≧70%かつcut off 値≧50%・・使用体制加算3(2点) である。
後発医薬品のある先発医薬品の数量=a
後発医薬品のない先発医薬品の数量=b
後発医薬品の数量=c とする。
後発品置換率=c/(a+c)
cut off値=(a+c)/(a+b+c)
後発品置換率とcut off 値を上げるためには、cを増やしても分母と分子が大きくなるためあまり効果がない。
後発品置換率はaを減らす事、cuf off値はbを減らすことが大切。
内服薬1錠と点眼1本、unit dose点眼1本がすべて等価値で評価される。
だから先発内服薬と先発unit dose 点眼薬をあまり処方しないようにすることが大切だ。
当院では以前白内障手術中にセファメジンα点滴、術後にメイアクトを内服させていた。しかし感染予防のエビデンスがなく、眼科の学会で周術期の抗生剤内服、点滴は不要との発表を受けそれらを廃止した。
当ブログは後輩や同業眼科医などが結構閲覧してくれているようなので、処方の参考になれば幸いである。
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