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近視進行予防のエビデンス

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近視進行予防のエビデンス

  • 2021.12.17

    日本眼科学会雑誌の2021年12月号に近視進行予防のエビデンスがまとめられていたので要約する。

    ・ATOM2 study ではリバウンドを含めた5年間のRCTにて0.5%、0.1%、0.01%アトロピンのうち0.01%が最もリバウンドが少なく有効性、安全性のバランスが優れていた。

    ・LAMP studyでは0.05%、0.025%、0.01%アトロピンで比較、0.05%が0.01%の約2倍近視を抑制した。

    ・累進屈折力レンズ(PAL)は効果不十分

    ・DIMSレンズは2年間のRCTにて52%の近視抑制効果。

    ・MiSightというソフトコンタクトレンズにて59%の近視抑制効果。

    ・EDOFソフトコンタクトレンズにて24~32%の近視抑制効果。

    ・オルソケラトロジーにて近視抑制効果。

    ・オルソケラトロジーと0.01%アトロピン併用群はオルソケラトロジー単独より53%の眼軸伸長抑制。

    ・台湾でTian-Tian120 outdoor program(1日120分以上屋外活動をする)を導入、近視児童が2.34%減少。

    ・COVID-19蔓延下、各国で近視進行速度が増加したという報告多数(日本、イスラエル、中国、香港)

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