"逮捕されたらこうなります"Satoki 著 自由国民社 を読んだ。
この本は著者が逮捕された後どこへ連れられ、どうなっていったかを克明に記録したノンフィクション本。
ちょうど"熔ける"という本を最近読み、刑務所もなかなかいい所だなどと書かれていたため、ホントかと思い、この本を図書館で借りて読んだ。
結論は、当たり前だが、良い場所ではない、ひどい場所だった。
留置所、拘置所、刑務所の違い、被疑者、被告人の違いなど、一般人がわかりにくい用語を具体的に解説され、とてもよく理解できた。
逮捕される人の必読書だ。
起訴されるまでに最大23日間勾留できる、日本の制度はおかしいと思う。
また警察署内の留置場を拘置所の代用として拘束する制度もおかしい。
再逮捕によって勾留を延々と長引かせる制度もおかしい。
こういったノンフィクションの本はとてもリアリティがあり、教科書で学べない角度から深く考えさせられた、良本だった。
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