臨床眼科学会で学んだことを列挙してみた。
<眼内レンズの透明性が最も大事> 宮田和典先生
・IOLシャープエッジが後発白内障に大切。
・支持部接合部もシャープエッジを。
・グリスニングは水疱。低含水率の疎水性アクリルで温度変化により発生しやすい。以前のアルコン製で多かった。含水率0.1-0.5%
HEMAを入れたclareonではグリスニング減った。
表面散乱はアクリソフのj-codeで発生。
経年的に増加。cast-mold 製法による。
a-codeで改善。
カルシウム沈着ハイドロビューによる。
親水性アクリルのシリコンオイルやガスによる2次性発症が報告。
レンティスでも報告あり。
<遺伝子治療> 西口教授
アデノ随伴ウイルス(AAV)で遺伝子を導入する治療がhot.
レーバー先天盲に有効。100倍網膜感度up
luxturna として臨床応用。
RPGR網膜色素変性のAAV遺伝子治療は第三相試験で失敗。
網膜色素変性は1−2年では結果をなかなか出せない。治療効果の証明が難しい。
90人ほどの被験者が必要。
AAVは小さな遺伝子異常しか直せない。
ゲノム編集遺伝子治療が必要。
小さい変異は遺伝子補充療法
フレームシフト変異はreframe editing
イントロン変異はMMEJ-H編集
それ以外はMMEJ編集 という治療戦略。
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