毎日のように手術をした患者さんの医療保険の診断書を書いています。
診断書の作成を頼まれればもちろん仕事として迅速に作成いたしますが、いつも疑問を持っています。
この保険は本当に必要な保険なのかと。
気になったのでシミュレーションしてみます。
下の画像はアフラックの一般的な医療保険を私の年齢42歳でシミュレーションした結果です。
手術: 手術は1回5万円または20万円。
入院: 1日5000円。日本における平均入院日数は29.3日ですから、平均5000円☓29.3=14.6万円もらえることになります。
通院: 1日5000円。入院後60日以内の通院という規定があるため、毎日通って30万円もらえることになります。
つまりこの保険は毎月5000円払って、稀に40~60万円ぐらいもらえるかもしれない保険ということになります。
日本の医療制度は非常に手厚く、高額療養費制度がありますので、一般所得であれば1ヶ月で8万円程度が上限になります。
アメリカのように数百万請求されることはないわけで8万円のリスクをヘッジするために毎月5000円払う意味が果たしてあるのでしょうか?
さらに、医療保険の収入は年間の医療費控除から相殺されます。
こう考えると、医療保険は無意味で無駄です。
病気に対してリスクヘッジするのは医療費ではなく、収入、後遺障害、死亡リスクです。
医療保険のお金で他の保険(収入保障保険や定期保険など)に入るべきと考えます。
コメントする