"宇宙のはじまり" 多田将著 イースト新書 を読んだ。
この本は前回読んだ"すごい宇宙講義"の加筆、抜粋版であった。
質量とは?という根源的な問いに対して、「動きにくさ」という答えを出していた。
物質、すなわち素粒子に質量を与えているのがヒッグス粒子で、このヒッグス粒子がウィークボゾンにまとわりついて動きにくくすることでウィークボゾンは重くなり、逆にフォトンは自由に動けるため軽いという説明だった。
弱い力と電磁力は宇宙誕生の10⁻¹¹秒までは同じもの、すなわち電弱力だったという説明がヒッグス粒子によって説明されるということだった。
宇宙の誕生から現在までの経過を素粒子の図表で説明していた箇所はとても興味深かった。
コメントする