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126回日本眼科学会総会、大鹿教授の講演

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126回日本眼科学会総会、大鹿教授の講演

  • 2022.05.07

    本日は夜、筑波大学眼科、大鹿教授の特別講演を視聴した。

    眼科の将来を予見する大変興味深い内容だった。

    ・偏光OCTを開発中。組織の質まで評価できるようになる。

    ・偏光OCTでForme fruste karatoconus(FFK)が診断できるようになる。

    ・偏光OCTで隅角の微細構造(BELL)が評価できるようになる。

    ・眼底、前眼部のAI診断補助ソフトを開発中。

    ・AIで眼底12疾患は正診率91.1%

    ・脂腺癌と霰粒腫の鑑別を画像のみでAIは容易に行う。

    ・スマートフォン写真AIプロジェクトが進行。スマートフォンの前眼部写真で診断できる様になる。(正診率75%)

    ・国産のメーカー"ロジック・アンド・デザイン"は映像を算術的に鮮明化、高解像度化する技術を開発

    ・元画像を1pixelずつ計算してダイナミックレンジを拡大。

    ・劣化映像を算術的にPSF(point spread function)を小さくすることで解像度を復元させる。

    ・内視鏡映像のハニカムを除去。

    ・赤色透過させ、出血した画像がクリアに見えるようになる。

    ・これらの機能をチップ化して眼科の顕微鏡、細隙灯へ搭載するととても鮮やかで鮮明な画像、動画を得ることができるようになる。

    将来AIが診断補助をして、医師が確定診断する時代がもう眼の前に来ている。

    画像技術の発達が日本発で世界に広がっていく、夢の広がる講演だった。

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