本日は夜、筑波大学眼科、大鹿教授の特別講演を視聴した。
眼科の将来を予見する大変興味深い内容だった。
・偏光OCTを開発中。組織の質まで評価できるようになる。
・偏光OCTでForme fruste karatoconus(FFK)が診断できるようになる。
・偏光OCTで隅角の微細構造(BELL)が評価できるようになる。
・眼底、前眼部のAI診断補助ソフトを開発中。
・AIで眼底12疾患は正診率91.1%
・脂腺癌と霰粒腫の鑑別を画像のみでAIは容易に行う。
・スマートフォン写真AIプロジェクトが進行。スマートフォンの前眼部写真で診断できる様になる。(正診率75%)
・国産のメーカー"ロジック・アンド・デザイン"は映像を算術的に鮮明化、高解像度化する技術を開発
・元画像を1pixelずつ計算してダイナミックレンジを拡大。
・劣化映像を算術的にPSF(point spread function)を小さくすることで解像度を復元させる。
・内視鏡映像のハニカムを除去。
・赤色透過させ、出血した画像がクリアに見えるようになる。
・これらの機能をチップ化して眼科の顕微鏡、細隙灯へ搭載するととても鮮やかで鮮明な画像、動画を得ることができるようになる。
将来AIが診断補助をして、医師が確定診断する時代がもう眼の前に来ている。
画像技術の発達が日本発で世界に広がっていく、夢の広がる講演だった。
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