本日は昼休みに最新の抗VEGF製剤バビースモの院内勉強会を行いました。
頂いた資料によるとアイリーアと比較して効果は非劣性を示し、作用期間はアイリーアより長く効くだろうという話でした。
5月末に薬価が決まり、5月末〜6月初めから投与開始可能とのことでした。
適応は糖尿病黄斑浮腫と加齢黄斑変性です。
副作用もアイリーアと同等なので、今後アイリーアに代わる可能性がある薬剤かなと思いました。
アイリーアは2022年11月に薬価収載から10年となり特許が切れます。
それに合わせてアイリーアの高濃度製剤を新薬として発売する計画があるそうです。
先発品の特許切れ前後に高濃度化製剤や配合剤を新薬として発売するのは製薬会社の常套手段です。(濃度を変えるだけなら開発費は殆どかからず、20年特許を保てるわけです)
高濃度のほうが効くのであれば患者さんのためにも10年前から高濃度版を販売してほしかった、と医師の立場から営利目的の企業体質に疑問を感じるところです。
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