"アジアの国民感情" 園田茂人著 中公新書 を読んだ。
東京大学東洋文化研究所所長である筆者が、アジアのトップ大学12校の大学生を対象に質問した調査をまとめたものである。
14000以上のサンプルから分析されており、またエリート大学生を対象にしたことで国際事情を知りかつ大衆意見を持つ比較的バイアスが少ないであろうサンプルと言える。
結果の図表を一部同著から引用する。
対外認識とは相手国が自国に与える影響の評価で、数値が高いほどよい影響を与えていると認識していることになる。
これらを見ると、ベトナム人やフィリピン人に日本が非常に肯定的なイメージを持たれていることがわかる。
上記は対外認識図の樹形図。横軸が長いほどグループ化が困難という意味。
韓国・中国・北朝鮮は日本でとても悪いイメージが形成されていて、他のASEANと相当な隔たりがあることが一目瞭然だ。
中公新書の本は理論的かつ中立的なので今後も時間があるときに読んで40代にふさわしい教養を身に付ける。
もうすぐ43歳になるし。
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