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"移民と日本社会"を読んだ

院長ブログ

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"移民と日本社会"を読んだ

  • 2022.06.18

    最近岐南眼科でフィリピン人やベトナム人の患者さんが多いなーって思っていたので、

    "移民と日本社会" 永吉希久子著 中公新書 を読んだ。

    参考になった箇所をピックアップする。

    ・移民の受け入れは高校卒業資格を持たない国内労働者の賃金には弱い影響しかもたない。

    ・移民の受け入れでむしろ就労20年未満のホワイトカラーの労働者の賃金が 3.5%上昇した。

    ・最低賃金程度しか支払われない日本の技能実習制度のために、経営が維持できない生産性の低い産業を生きながらえさせている。

    ・移民の犯罪率は0.3%で、日本の総人口における犯罪率0.2%を上回るが、移民と日本国民では人口構成が違うため、犯罪率が高いとは言えない。

    ・むしろ移民の増加が犯罪を減少させるとの結果が確認されている。

    以上引用。

    これだけの内容を見ても、いろいろな誤解があったと思う。(移民が増えると職がなくなるとか、犯罪が増えるとか)

    移民に対する個人の考えは様々あると思うが、客観的な調査に基づいた情報から判断するようにしないと不当な差別やヘイトクライムにつながる。

    日本に好意を持って来日してくれた人たちに対して、温かく受け入れる社会でありたいと私は思う。

    IMG_5086.jpeg

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