2022.7.3日曜日のNikkei the style にナッジとダークパターンについての記事があった。
下の写真。ベンチは中央に太い金属のパイプがあり、金網の座面は座ると沈む。そのため座面に座ることはできるが、ごろ寝はできない。写真上の方のベンチは2本の棒が平行に並んでいてベンチの役割を果たしている。
こうしたデザインの椅子は路上生活者などがごろ寝したり占拠したりしないように計算されたデザインなのだそうだ。
人をあるべき行動に密かに向かわせる手法を"ナッジ"といい、これはそのナッジデザインの一例だ。
例えば回転率を上げたい飲食店は硬い座面の椅子を採用する。
僕がたまに行くスターバックスの椅子も木の無垢でできた椅子で、とても座面が硬かった。
スターバックスラテを飲んだら早く立ち上がって帰ってもらいたいんだろう。
窓際にはふかふかのソファーチェアが2セット。
あそこなら長居できるだろうね。
なぜ長居していいのか?
「窓際だから」だろう。
座れば外から「お店にお客が沢山入っている」ように見える、宣伝の役割になるのだと思う。
すべて計算ずくのナッジデザイン。
知らず知らずのうちに行動が操られているのだ。
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