「サピエンス全史」河出書房新社 ユヴァル・ノア・ハラリ著 を読んだ。
全世界で1600万冊を超える大ベストセラーの本。
アフリカでほそぼそと暮らしていたホモ・サピエンスが文明を築いた謎に迫る本。
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著作によると、以下の重要事項により文明が作られたそうだ。
・7万年前 認知革命が起きる。虚構の言語が出現。
・1万2千年前 農業革命が起きる。食物の栽培と定住。
・5000年前 書記体系が生まれる。貨幣が生まれる。
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内容が深く、膨大すぎてブログでは書ききれない。
だから心に残った一箇所だけ取り上げる。
著者は狩猟採集民から農耕民への移行を史上最大の詐欺と捉える。
とても興味深かった本文を引用する。
"私たちが小麦を栽培化したのではなく、小麦が私たちを家畜化したのだ"
小麦という種の繁栄のために人間が働かされている、という視点がとても斬新。
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