本物の医者

週末は大阪、神戸、名古屋、奈良から友人８人が岐阜へ遊びに来てくれた。

麻酔科医、整形外科医、眼科医、腎臓移植外科医、循環器内科医、呼吸器内科医といったメンバー。

それぞれがぜんぜん違う価値観や生き方をしていて、刺激を受けた。

とくに驚いたのは在宅医療を行っているA先生。

彼は半径16kmを中心に500人の在宅患者を抱え、日々往診している。24時間365日待機。

大阪西成区の独居老人宅に訪問して、感謝されるのが生きがい。

昨日も夜中、在宅患者さんが3人亡くなって、麻雀の途中で別の先生に携帯で指示を出していた。

元々循環器内科医師でオンオフがない生活だったから別に夜中に何回呼び出されても苦でもないのだと。

趣味は無く、仕事が楽しいのだと。目標や目指すものは無くって、今の働き方こそが目標なんだって。

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僕のクリニックを見たいと言われたので、岐南眼科を案内。

とってもきれいなクリニックだと褒めてもらえた。

なぜかそのまま実家に来てくれ、私の両親とお茶。

1時間も４人で談笑した。

自分の時間を作って、打ち込める趣味を見つけた方がいいよって家族でアドバイスしたけど、

彼にとって現状が幸福なのかな。

くれぐれも自分の健康も大切に、長生きして欲しい。

彼こそ本物の医者だ。尊敬する。