昨日眼瞼下垂の手術で特殊な道具を使用した。
マイクロ剪刀付持針器という機械だ。
通常縫合は
1.左手に0.12有鈎鑷子、右手に持針器を持って通糸
2.左手に縫合鑷子、右手に持針器を持って縫合
3.左手に縫合鑷子、右手にスプリング剪刀を持って切糸
という3ステップだ。
これを
1.左手に縫合鑷子、右手にマイクロ剪刀付持針器を持って通糸、縫合、切糸
と1ステップにすることができる。
眼瞼下垂では単結節縫合を10回繰り返すから、縫合がとても短時間でできるようになる。
ちなみに連続縫合で皮膚を縫合するDrをたまに見かけるが、スピードが速いだけで、1箇所が切れたら全てが離開するリスク、強度が弱いことを考えるとほとんどの手術は単結節縫合をすべきと院長は考えている。
↑先っぽで針を持ち、その根本がハサミになっている。
考えた人天才ですね。
これを作成したイナミ、ナイスジョブ!
コメントする