画面サイズの変更

ラピフォートワイプによる散瞳

院長ブログ

院長ブログ

ラピフォートワイプによる散瞳

  • 2023.09.22

    主訴 眼がまぶしい。

    皮膚科で処方された脇汗を止めるシートを使用後、眼がまぶしくなって見にくいと当院へ来院。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    「ラピフォートワイプ」という新しい薬だという。

    診察すると、両眼散瞳固定。対光反射なし。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    実はラピフォートワイプは抗コリン剤。

    おそらくこの薬剤がついた手で両眼をこすったと推測される。

    すると副交感神経が麻痺して散瞳してしまう。

    診察後、ピロカルピンという点眼薬を使用し、散瞳状態を元に戻した。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    ラピフォートワイプは脇汗を止める、画期的な薬。

    しかし仮に閉塞隅角緑内障患者が使用し、眼に入ったら緑内障発作を起こす危険がある。

    新生児が舐めたりしたら全身状態に悪影響を及ぼす可能性もある。(頻脈、血圧上昇、発熱など)

    rapifort_pcf_25.jpg

    使用方法を理解し、取り扱いに十分注意する必要がある。

    コメント(0)

  • « 前へ院長ブログ一覧次へ »

  • コメントする


    画像の中に見える文字を入力してください。

pagetop