主訴 眼がまぶしい。
皮膚科で処方された脇汗を止めるシートを使用後、眼がまぶしくなって見にくいと当院へ来院。
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「ラピフォートワイプ」という新しい薬だという。
診察すると、両眼散瞳固定。対光反射なし。
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実はラピフォートワイプは抗コリン剤。
おそらくこの薬剤がついた手で両眼をこすったと推測される。
すると副交感神経が麻痺して散瞳してしまう。
診察後、ピロカルピンという点眼薬を使用し、散瞳状態を元に戻した。
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ラピフォートワイプは脇汗を止める、画期的な薬。
しかし仮に閉塞隅角緑内障患者が使用し、眼に入ったら緑内障発作を起こす危険がある。
新生児が舐めたりしたら全身状態に悪影響を及ぼす可能性もある。(頻脈、血圧上昇、発熱など)
使用方法を理解し、取り扱いに十分注意する必要がある。
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