ちょうど15年前に読んだ、エリヤフ・ゴールドラットの著作、The Goal。
その本でテーマとして描かれていたのはボトルネックという本質的な考え方だ。
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液体で満たされた一升瓶を思い浮かべる。
逆さまにして液体を空にする。
空になる時間は最もくびれたところの断面積に依存する。これがボトルネック。
ある工程の処理スピードがすべての工程のスピードを規定している、その工程をボトルネックという。
眼科クリニックの診療において、無数にボトルネックは存在する。
患者さんの待ち時間という観点から考えた場合、ボトルネックは視力検査、散瞳、診察、会計などがボトルネックになる。
これらのボトルネックに集中してリソースを投入することが患者さんの総待ち時間を減らすことになる。
この例で考えると、
視能訓練士を増やす
散瞳しなくても良い広角眼底カメラを導入する
医師を増やす
会計システムを自動化する
などが思いつく。
眼科手術においてもボトルネックは無数に存在する。
・ルート確保をあらかじめしておく
・手術ベッドをまず倒すこと
・術直後の眼帯を廃止
・眼内レンズを早めに術野に出すこと、、、
常にボトルネックが何かを考え続けること。
これこそが日々の業務改善にとって大切。
従業員みんなに考えてもらいたいことだ。
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