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院長ブログ

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ボトルネック

  • 2023.11.08

    ちょうど15年前に読んだ、エリヤフ・ゴールドラットの著作、The Goal。

    その本でテーマとして描かれていたのはボトルネックという本質的な考え方だ。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    液体で満たされた一升瓶を思い浮かべる。

    逆さまにして液体を空にする。

    空になる時間は最もくびれたところの断面積に依存する。これがボトルネック。

    ある工程の処理スピードがすべての工程のスピードを規定している、その工程をボトルネックという。

    眼科クリニックの診療において、無数にボトルネックは存在する。

    患者さんの待ち時間という観点から考えた場合、ボトルネックは視力検査、散瞳、診察、会計などがボトルネックになる。

    これらのボトルネックに集中してリソースを投入することが患者さんの総待ち時間を減らすことになる。

    この例で考えると、

    視能訓練士を増やす

    散瞳しなくても良い広角眼底カメラを導入する

    医師を増やす

    会計システムを自動化する

    などが思いつく。

    眼科手術においてもボトルネックは無数に存在する。

    ・ルート確保をあらかじめしておく

    ・手術ベッドをまず倒すこと

    ・術直後の眼帯を廃止

    ・眼内レンズを早めに術野に出すこと、、、

    常にボトルネックが何かを考え続けること。

    これこそが日々の業務改善にとって大切。

    従業員みんなに考えてもらいたいことだ。

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