週末は日本眼科手術学会総会へ参加した。
昨年は学会発表したが、今年は参加のみで気楽だった。
学会会場では私は一番前に座る。
前足が伸ばせるから楽なのと、演者の先生の表情がよく見えるからだ。
私が敬愛する徳田芳浩先生の講演を間近に聞けた。
手術が超絶に上手い、スーパードクターだ。
かっこいいなあ。
いつも落ち着き払っている。
講演はいつも面白いことをポロッと話す。
思わず引き込まれる魅力的なDr。
今回は小瞳孔患者に対する白内障手術の対応について色々と学んだ。
以下忘備録とする。
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<小瞳孔症例のポイント>
・多重微小瞳孔縁切開 (multiple minimum papiloplasty;MMP)は1象限あたり8ヶ所細かく切る
・ローカルV・・CCCしたい場所にだけヒーロンVを置いていく手法
・皮質存在の法則・・後嚢に皮質があれば、赤道部にも皮質は必ず残存している
・スカートめくり・・I/A終了後、プッシュプルで虹彩を広げて皮質が残っていないか確認する手技のこと
・フックブースト法・・フックを2本使って瞳孔をストレッチさせて、広げる手技
・音程リファレンス・・吸引圧の音程が急に上がったら前嚢を吸っているサイン
・ダイヤモンドセッティング・・主創口の強膜側に虹彩リトラクターをセッティング。ダイヤモンド型に配置。
虹彩脱出せず、フェイコもやりやすい。
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今回もいろんな技を覚えた。
ネーミングにインパクトがあってセンスがあるね。
スカートめくりは流石に教科書に載せれない笑。
僕は小瞳孔ではMMPと虹彩リトラクターをメインで使用している。
いろんな手技を頭に入れておけばとっさのときに手持ちのカードが増える。
大変勉強になった学会だった。
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