子供部屋にある読んでいない絵本を整理していた。
さて、100万回生きたねこという名作の絵本がある。
100万回生き返った猫。
ある時白猫のことを愛し、白猫が死んだ後自分も本当に(永久に)死んだという話。
とても美しい物語だと子供の頃から印象に残っている。
大人になってからあらためて読んでみた。
この話はもっと深い、哲学的な話なのではないか。
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仏教の根底にある考え方に人は何度も生まれ変わる輪廻転生という思想がある。
その車輪から抜け出すことを解脱という。
これをわかりやすく表現したのがこの絵本であったのでは。
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最近学んだ、ニーチェの永劫回帰という、何度も同じ人生を繰り返すという思想。
その繰り返しの人生において最善を尽くして猫が"超人"になったことを表現したのもこの絵本なのかもしれない。
大人になってから名作の絵本を読んで、その真意を解釈することは結構面白い。
さて、今度は子供部屋のどの絵本を読もうか、、。
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