何か買いたいと思う時、何を基準に買う物を判断したらいいだろう? 今買いたいものを買い続けたらすぐに手持ちのお金は無くなってしまう。 その判断基準として有益な概念がある。 効用の大きさと持続性だ。 横軸に時間、縦軸に幸福度をとる。 そして買った後に生じた効用の曲線の面積がその物の価値だ。 美味しいものを食べた時、鋭く幸福度が上がって15分後に元に戻ったら面積は小さい。 対して毎日使うもの、例えばボールペンなどを買った場合、幸福度はそこまで上がらなくても時間軸は何年も続き、面積はとても大きくなるかもしれない。 ある経済学者が物質か経験かどちらがより幸せになるかを比較したところ、圧倒的に経験にお金を支払った方が幸福度が上昇したという。 何十年経ったあとでもあの旅行は楽しかったって思い出せるからだ。 結論、経験か物かで選ぶなら経験を選ぶ。 物を選ぶときは、効用が長続きしそうなものを選ぶのだ。
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