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2024 128回日本眼科学会総会で学んだこと

院長ブログ

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2024 128回日本眼科学会総会で学んだこと

  • 2024.04.21

    日本眼科学会総会で学んだことを列挙する。

    ・18歳までに一生の50%の紫外線を暴露する。

    →だから未成年でもサングラスをという話だったが、数十年後の白内障と因果関係は証明できない、、、。

    ・紫外線は核白内障とレトロドットのリスク上昇

    ・環境温度が高いと核白内障のリスク上昇

    →ホットアイマスクも上昇するが、短時間で温度が低いため大丈夫だろう。

    →サウナはかなり危険だという演者からの指摘。サウナに入るときは眼を冷やしながら入るか、、、。

    喫煙、紫外線、糖尿病、肥満、ステロイドは白内障の進行リスク。

    ・熱帯地方では核白内障が著しく多い。

    ・水晶体の温度が大切。

    →長時間炎天下で農作業などはリスクになるだろう。

    →たくさん水分を取るなどはリスク低減になる可能性がある。

    →気象データから白内障の発症予測ができる可能性。

    ・クリスタリンをほどく薬剤について。

    ・ステロイド骨格を持った、oxysterol、lanosterolは水晶体の濁りを減らすが、進行が進むと直せない。

    ・点眼で薬剤が房水へ行く割合は0.1%、水晶体へ行く割合は0.0001%。

    ・点眼薬を水晶体へ到達させるドラッグデリバリーシステムの開発が待たれる。

    →ナノサスペンション技術が最有力

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    ・マイクロモノビジョン、、0と-0.75D

    ・トーリック眼内レンズは10%に使われている

    ・technis odyssey はグレア・ハロー低減

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    ・AMDはearly , intermediate , late に分類

    ・硝子体注射3日前からの予防的抗生剤点眼は海外では不要と結論。

    →日本でも個別に判断という表現に変更された。

    ・アイリーア8mg 16週まで伸ばせる人は74.1%

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    ・vivinex は後発白内障少ない

    ・vivinex imppress 、、、単焦点で被写界深度を広げた。グレアやコントラスト視力は通常のレンズと変わりない。

    ・vivinex gemetric 、、、日本初の選定療養眼内レンズ。 光学的損失10% 遠方から1mまでが最もよく見える。近方視不満症例9.5%

    ・アルコンの連続焦点レンズはグレア・ハローがひどい。

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    ・オプトスの上位機種が3色光源になった。値段も300万程度up。

    ・パクリタキセルで黄斑浮腫

    ・分子標的薬の抗がん剤で黄斑浮腫

    →すぐに薬剤中止すること

    ・オブジーボはテールプラトー。

    ・原田病用の漿液性剥離の副作用あり。

    ・プラケニル、、、SLEは全国で8万人。すべての患者にプラケニル内服を推奨。現在4万人が内服中。

    ・10年で2.5%が眼合併症発症。

    ・傍中心窩が菲薄化。

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    常染色体優性→常染色体顕性

    常染色体劣性→常染色体潜性 と名前が変わった。(差別的表現として)

    ・網膜色素変性はRPE65遺伝子変異でルクスターナが使える。常染色体潜性

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    ・SLTはイギリスで治療のfirst choice 。アメリカとEUは点眼とSLTが同列

    ・マイクロフックトラベクロトミーは1象限と2象限で比較、有意差なし。

    ・マイトマイシンCは眼科用で発売となった。

    ・RPGR遺伝子変異は治験中。

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    日本眼科学会は最先端の眼科研究に触れる貴重な場。

    数年〜数十年後の眼科の未来が垣間見えた2日間だった。

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