画面サイズの変更

医療はもとに戻す治療ではない。

院長ブログ

院長ブログ

医療はもとに戻す治療ではない。

  • 2024.06.26

    最近感じるのが、医療行為は"元の状態に戻すことではない"ということだ。

    "新しい状態を作る"ことだ。

    例えば白内障手術では濁った水晶体を溶かして吸い取り、新しい人工レンズを入れる。

    人工レンズはアクリルでできており、厚みが変化しないからもとの水晶体とは特性が大きく異なる。

    若い頃の眼に戻したのではなく、新しい眼になったのだ。

    この点を十分理解しないといけない。

    これは医療全般に言える。

    人間歳をとっていく。若い頃に戻りたいのは当然だが、その年齢その年齢で最善の状態に変化させていく、これが医療だと自分が40代になって悟った。

    コメント(0)

  • « 前へ院長ブログ一覧次へ »

  • コメントする


    画像の中に見える文字を入力してください。

pagetop