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NSP-3の光学特性

  • 2024.07.10

    次世代眼内レンズである、NSP-3の光学特性について。

    nsp-3.jpeg

    上記のMTF曲線が、新しいNSP-3と従来の単焦点レンズであるNSP-2との比較だ。

    このグラフから読み取れる特徴は以下の通り。

    ・無限遠での最高視力はNSP-2が優れる

    ・デフォーカス±0.25Dにおいて、両者ともほぼ差がなく視力1.0以上を確保

    ・NSP-2は-0.3D~+0.4Dで視力0.5以上を確保。

    ・NSP-3は-0.6D~+1.1Dで視力0.5以上を確保。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    NSP-3は手元1m未満でも0.5以上の視力が出る可能性あることを示唆している。

    また眼内レンズの度数ずれは0.6D程度まで許容できるため、安心してエンメ狙いをすることができる。

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    NSP-3は保険適応の単焦点眼内レンズだが、MTF曲線を見る限り、高付加価値のある、焦点深度拡張型眼内レンズと言える。

    5m視力が1.0で、パソコンも見たい方に適した眼内レンズだ。

    Nidek社によれば、単焦点レンズの承認範囲内で4000通りの設計をシミュレートして非球面形状を調整したという。

    グレア、ハロー、スターバーストは単焦点と同程度であり、とても使い勝手の良い眼内レンズと考えられる。

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