ケガしたアリを、仲間のアリが治療していることが最近の研究で明らかになった。
観察されたのはフロリダオオアリ。
ふともものケガの場合、40分以上かけて足を仲間が切断する。
スネのケガの場合は傷口を分泌物で洗浄して感染したリンパを吸い出す。
太ももの切断で生存率が90-95%だったのに対し、治療されない場合は生存率が40%だった。
スネのケガで消毒してもらった場合生存率が75%だったのに対し、治療されない場合、生存率は15%だった。
ケガの場所に応じて適切な治療を仲間が選択して行っているのだという。 〜2024.7.11 Reuters より要約
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あんなちっぽけなアリが、極めて効率的・適切に外科治療を行っているとは驚きだ。
更に重症なケガを負った場合、治療はしないという。
まさに災害時のトリアージと同じだ。
アリは自分の集団を最大にするために合理的な行動を取る。
もしかしたらアリは人間より賢いのかもしれない。
今度地面のアリを見かけたら、尊敬の念をもって見守ろうかな。
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