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近視実態調査の結果

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近視実態調査の結果

  • 2025.03.02

    文部科学省が平成4年4月~7月にかけて全国の小中学生8387人を対象に近視の実態調査を行った結果がまとめられた。

    https://www.mext.go.jp/content/20240731-mxt_kenshoku-000037357_01.pdf

    ロジスティック回帰分析を行った結果が面白いので取り上げる。

    (1より右へ行くほど近視のリスクが高まり、1より左へ行くほど近視のリスクが低下する。)

    スクリーンショット 2025-03-02 22.38.03.png

    片方の親が近視でも、子どもは近視のリスクがかなり高くなる。

    スクリーンショット 2025-03-02 22.38.08.png

    休み時間は外で遊んだほうが近視になりにくい。

    スクリーンショット 2025-03-02 22.38.12.png

    外で120分以上遊ぶと近視になりにくい。

    60分以上でも効果はある。

    スクリーンショット 2025-03-02 22.40.56.png

    勉強をたくさんすると近視になる。

    ただし、比例関係はなく、60分以上でも120分以上でもほぼ同じリスク。

    スクリーンショット 2025-03-02 22.42.00.png

    テレビを見たほうが近視になりにくいという変な結果。

    テレビはある程度離れて視聴する。

    だからテレビは近視になりにくいのかもしれない。

    テレビ30分未満の子どもたちが、その時間にスマホやipadをいじっていると考えれば納得できる。

    スクリーンショット 2025-03-02 22.42.57.png

    近くを見続けるのは近視のリスク。

    ただし比例関係はなく、60分以上でも120分以上でも同じリスク。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    近視の遺伝性についてあらためて強く示された結果だった。

    外で遊べば遊ぶほど近視になりにくい。

    勉強は短期集中で、その後は外で思いっきり遊ぶってことが学童期大切だ。

    近視は黄斑変性、白内障、網膜剥離など様々な疾患を引き起こす。

    近視対策は疾病予防の観点からも非常に重要だ。

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