ダイアモンド社が出版している"原因と結果の経済学"という本を読みました。
因果関係についてよくまとめられた本でした。
例えば「体力がある子供は学力が高い」という事実を取り上げたとき、体力があるから(原因)学力が高い(結果)という因果関係は証明できません。
なぜなら教育熱心な親はスポーツを習わせたり食事に気を使う一方で塾に行かせたり学習にも力をいれると推測されるからです。このように原因と結果の両方に影響を与えるものを交絡因子といいます。
いろいろな統計や実験結果、新聞記事などを見るとき常に交絡因子の可能性を考えねばならないと感じました。
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