昨日はアイリーアの院内勉強会をいたしました。
国内第4相試験であるALTAIR試験、国内41施設による他施設共同試験の概要と結果についてでした。
加齢黄斑変性において、treat and extend レジメンにて、2週幅調節群と4週幅調節群を比較した試験で、どちらの群も最終的に4割以上の患者が16週投与まで延長できたという要旨でした。
硝子体注射にはPRN法(悪化時随時注射)とtreat and extend法(定期的に注射、経過により間隔を延長または短縮)の2つの方法があります。
私の考えでは、全症例にtreat and extend法を行うのは過剰医療と感じています。
1回〜3回の硝子体注射で再発なく経過する軽症例も多数経験しているからです。
1本13.7万円する高額な注射ですから、「予防的に定期投与すればいい」という考え方は医療経済的にも、患者負担の面からも違和感を覚えます。
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