ある村に腕のいい木こりがいた。
ある日、腕のいい木こりと普通の木こりが木を倒す本数を勝負した。
腕のいい木こりは午前中木を1本も切らず座っていた。その間普通の木こりはせっせと木を切っていた。
午後になって腕のいい木こりは木を切り始めた。
夕方になって、腕のいい木こりは圧勝した。
午前中、実は腕のいい木こりはずっとおのを研いでいたのだ!
いかに準備が大切か、いかに道具が大切か。
これはどんなことにも言える真理なのではないか。
そんな寓話を思い出しながら、私は朝、黙々と診察道具を磨いていた。
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