当院ではハンフリー視野検査の結果を分析するソフトを導入しています。
MDスロープと呼ばれるグラフを作成します。
症例を以下に提示します。
実線が生データで、点線が予後を予測する近似直線です。右眼(青色点線)がほぼ水平で、進行がないのに対し、左眼(赤色点線)が-0.92dB/年と進行しています。
したがって、この症例では左眼により強い治療(点眼の追加またはSLTなど)が必要であると判断することができます。
このようにMDスロープによる緑内障の予後予測は治療方針を決める上で大変意義のあるものだと考えています。
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